独特な存在感と、幅広い役柄をこなす演技力で知られ、コメディからシリアスなドラマまで様々なジャンルに出演する俳優、小日向文世さん。
小日向文世さんは特に、サポート役としての名演技に定評があり、親しみやすいキャラクターから冷酷な悪役まで、多彩な役柄を見事に演じ分けることで視聴者に愛されています。
そんな小日向文世さんには付き人時代がありましたが、気になりますよね。
そこで今回のこの記事では、
- 小日向文世の付き人時代は?
- 小日向文世の下積み生活!
- 小日向文世のブレイク番組について調査!
主にこれらについて迫っていきます。
それでは早速本題に入っていきましょう。
小日向文世の付き人時代は?
出典:NHKアーカイブ
小日向文世さんが俳優としての道を歩み始めたのは、20代の頃。
22歳の時、彼は俳優・歌手としても活躍していた中村雅俊さんの付き人としての生活をスタートさせました。
小日向は「そうなんですよ。8カ月間くらい一緒にやっていました」と回想。
引用元:スポニチ
約8か月間、毎日共に過ごしながら、業界の厳しさや俳優としての基礎を学びました。
この付き人時代のエピソードとして、小日向さんはある時、中村雅俊さんに自身のオーバーオールを気に入られ、それを譲ることに。
中村さんはそのオーバーオールを着て、しばらくの間歌を歌い続けていたそうです。
これが後に中村さんの「チャームポイント」としても語られ、スタジオの共演者を驚かせるエピソードとしてテレビでも紹介されました。
付き人としての仕事は、ただ雑用をこなすだけでなく、俳優としての観察力や忍耐力を養う絶好の機会だったと言われています。
中村は当時を「付き人という感覚より、ちょっと年下の弟分みたいな感じだった」と回想した。
引用元:excite ニュース
小日向文世の下積み生活!
小日向文世さんの俳優人生は、華やかなものではなく、多くの挫折や苦労を伴いました。
彼が俳優を目指すきっかけとなったのは、専門学校時代に「役者業」に興味を持ったことでした。
専門学校を卒業後、22歳で俳優を志すも、初めに挑戦した文学座のオーディションでは不合格。その夢の道は容易に開けませんでした。
しかし、運命的な出会いが訪れます。アルバイト先の先輩から、当時人気俳優だった中村雅俊さんのコンサートスタッフの募集を聞き、手伝いを始めたのです。
これがきっかけで、中村さんの付き人を務めることになり、芸能界の現場で経験を積むことができました。
付き人として過ごす中でも、俳優への情熱は衰えませんでした。
1977年、串田和美さんが主宰する「オンシアター自由劇場」の試験に挑み、見事に合格。
ここから劇団での本格的な活動が始まりました。
小日向文世さんの主演舞台に招かれた中村雅俊さんは、
終演後に話した中村は「俺はお前に仕事を回すことはできるよ。でもお前、それは嫌だろ? 自分ではい上がってこい」と激励。
引用元:excite ニュース
「オンシアター自由劇場」では、看板女優の吉田日出子さんの相手役として舞台に立つなど、俳優としての実力を磨き続けましたが、劇団が解散した1996年には、彼の生活は大きく変わります。
映像分野での活躍を目指し、映画やテレビドラマにも挑戦しましたが、端役ばかりが続き、収入は不安定。
5年間で連続ドラマに出演したのはわずか1本のみで、事務所から給料を前借りしてなんとか生活を続ける、借金生活に陥ることもありました。
それでも小日向さんは諦めず、下積み時代を耐え抜き、徐々に演技力が評価されるようになり、やがて大きなブレイクへとつながっていきます。
この時期の苦労と経験が、今の彼の演技に深みを与え、名脇役として多くの作品で重要な役割を果たす俳優へと成長させたのです。
小日向文世のブレイク番組について調査!
出典:日刊スポーツ
小日向文世さんが大きくブレイクしたのは、2001年にフジテレビで放送された木村拓哉さん主演のドラマ『HERO』です。
このドラマで小日向文世さんはメインキャストの一人として起用され、コミカルな役柄を見事に演じました。
ドラマは全話平均視聴率30%を超える大ヒットとなり、小日向さんは瞬く間に知名度を上げました。
『HERO』での成功をきっかけに、彼には次々と仕事のオファーが舞い込むようになり、それ以降、彼のキャリアは一気に上昇していきました。
小日向文世さんは、
「食えるようになったのは47。それまではずっと借金生活です。HEROで認知された。で、今に至るわけです」と話した。
引用元:スポニチ
さらに、『世にも奇妙な物語』や映画『銀のエンゼル』などで主演を務め、彼の俳優としての実力がさらに広く認知されることとなります。
まとめ
今回は、小日向文世さんの付き人時代は?下積み生活とブレイク番組について調査!についてお伝えしてきました。
小日向文世さんの俳優人生は、決して順調な道のりではありませんでした。
付き人としての下積みや、舞台での長い経験、そして映像分野での厳しい現実と借金生活を耐え抜きながらも、彼は俳優としての情熱を絶やすことなく歩み続けました。
そんな彼が大きく飛躍したのは、2001年のドラマ『HERO』でのブレイクがきっかけでしたが、その成功は長い下積み時代で培われた実力と忍耐の結果でもあります。
多彩な役柄をこなし、独特の存在感を放つ彼の演技には、経験に裏打ちされた深みがあります。
現在もなお、名脇役として、また主演俳優として幅広いジャンルで活躍する小日向文世さん。
彼の歩んできた道のりからは、どんな困難にも立ち向かい、努力し続けることの大切さを感じさせてくれます。
今後のご活躍も楽しみですね。
それでは、ありがとうございました。
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